『姜尚中の政治学入門』読む
姜尚中氏は、半年くらい前から急に気になり始めてきたが、
今回の本には、しびれっぱなし。 (この言葉を本を読んでいるときに何度口にしたことだろう!) ですます調で書かれている入門書であるが、言うべきことは、短く判りやすい 言葉で、びしっと決めている。テレビや講演で話されるときと、文体は似るのだ なあ、と改めて感じ入った。 いろいろなページの端を折ったのだが、特に感動したのは次の点。 私自身、シュミットがいう意味で、それがなくなってしまえば日本国憲法でなくなってしまうような原則は、三つあると考えています。 三つの柱がなければ、日本国憲法は日本国憲法でない。 教科書を改めて読むような思いがする。 高校の授業で、歴史は面白く、公民はつまらなかった記憶があるのだが、こういう つながり方がされたら、大学の進路も変わっていたに違いないと思う。 でも、そう思う背景には、9.11があり、イラク戦争があり、北朝鮮の拉致問題を 見てきているからなのだとも思う また、あとがきで書かれる真摯な姿勢も感動。 百聞は第六感にしかず。でもその第六感は、人によって異なることがある。 (たとえば、姜さんの第六感と小泉首相のそれ) なぜ異なるか。それは「歴史の時間に対する感覚の違いなのです」、と。 政治思想史の学者としてここまで言い切れる姿が素晴らしい。 ぜひぜひ、多くの人に読んでほしい。 『姜尚中の政治学入門』
by neco5959
| 2006-03-03 00:33
| News&Books
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