ねこブログ

内田樹『日本辺境論』

年末に購入した本を早速読んだ。

全般的に、内田樹さんのブログみたいに非常に読みやすい。

日本人の考え方の特性を、あらためて論じた本なのだが、
ビジネスブック的な活用方法もあるな、と思った次第。
日本ビジネス攻略本。

もちろん、それを読む私も、日本人なわけで。
日本という狭いコップの中での争いに勝ったとしても、
グローバル社会の中の日本として、どう発言して、歩むべきなの?
というテーマがなくなったわけではない。当たり前だが。


この本の趣旨としては、
日本人の特質は、もういまさら、
欧米型または中国型になるわけでもないので
その特質を踏まえた上で、
開き直って、地で行きません?
という、提案。

宿題はなくなったわけではない。
以下、日本ビジネス攻略メモ。

---------
私たちの時代でも、官僚や政治家や知識人たちの行為はそのつどの「絶対的価値体」
との近接度によって制約されています。
「何が正しいのか」を論理的に判断することよりも、「誰と親しくすればいいのか」を
見極めることに専ら知的資源が供給されるとのことです。
自分が正しい判断を下すことよりも、「正しい判断を下すはずの人」を探り当て、
その「身近」にあることを優先するということです。(p44)

---------

「何が正しいのか」という問いよりも、「正しいことを言いそうな人間は誰か」
という問いのほうが優先する。そして、「正しいことを言いそうな人間とそうでない
人間の違いはどうやって見分けるのかについては客観的基準はない。
だから結局は「不自然なほどに態度の大きい人間」の言うことが傾聴される。
(p218-9)

---------
例えば、関ヶ原の戦いでは東西両軍の軍事力はほとんど拮抗していました。
(中略)小早川秀秋は三成からも家康からも戦勝後の報奨を約束されていました。
そして、様子を見てから、勝ちそうな方についた。これがわが国でいうところの
「現実主義」です。
「現実主義」の意味するところは現代も小早川秀秋の時代と変わりません。
現実主義者は既成事実しか見ない。状況をおのれの発意によって変えることを
彼らはしません。すでに起きてしまって、趨勢が決したことに同意する。
彼らにとっての「現実」には「これから起きること」は含まれません。
「すでに起きたこと」だけが現実なのです。(p50-51)
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by neco5959 | 2010-01-02 17:12 | News&Books
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