玄侑宗久『水の舳先』を読む
この頃、入門編ではあるが、哲学や思想ジャンルの本を読んでいるので、
軽めの本を読みたくなって、新刊の文庫本を手にとったのが、標題のもの。 玄侑宗久氏が芥川賞受賞作『中陰の花』を書く前に、書いた本のようである。 仏教だけでなく、キリスト教、ガンに冒された患者さんが信奉する民間療法など いろいろな”信仰”が、出てくる。 それらを、ガンの効能があるという、霊験あらたかな?「水」が媒介となって 登場人物を結びつけていくという話。 「性」「罪」の話など、重いテーマが設定されているのだが、こちらも水で浄化 されていくようなカタルシスを覚えた。 個人的には、ここの小説に出てくる、キリスト教、書道は、私の人生(おおげさだが) の中でずっと親しんできたものなので、感傷的な気分になるのかもしれない。 またガンについても、ここ数年、私にとって身近なテーマだ。いまさらながら、 小説の空気を必要以上に感じすぎると、冷静な感想を書けないような気がする。
by neco5959
| 2005-03-16 22:48
| News&Books
|
ブログパーツ
カテゴリ
地震
News&Books これいい!HP&BLOG へえ。そうなのね スローフード スローライフ Coffee Break 自己紹介 神楽坂 夏休み ハワイ紀行 おいしい 幼稚園ネタ 美術とか てつがくカフェ フォロー中のブログ
【フランス美食村】nao...
音 ことば 光 ハッピー・トラベルデイズ 一日一膳 WE LUV NATURE!! 雨日和 あいの今日も上機嫌・・・!? お散歩写真館 eaterior 美味しいモン食べて、イイ... ちはるのうたごよみ excite以外のサイト
最新のトラックバック
以前の記事
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||