香料を考える
ヘアムースが切れかかっているので、買おうとドラッグストアに行った。
私は、髪や身体を洗うものや化粧するものについては、どちらかと言えば、無香料かそれに近いものを求める傾向がある。しかし。某ドラッグストア2軒には女性用のムースは、「無香料」または「微香料」が売っていなかった。ちなみに男性の無香料はあった。女性用の無香料は男性のそれに比べ、あまり売れないのだろう。そういえば、今使っている無香料のムースは少し金額が高めで、何軒か探し歩いたことを思い出した。 香料にこだわるのには理由がある。 その1。 例えば身体と髪を洗うとする。それぞれ違う香料の石鹸やシャンプー、リンスなどを使い、いろんな香りが混じるのは、それぞれの香料の効力のようなものが半減するような気がする。お互いに個性を主張しあって、そのヒトから全体的には訳のわからない香りを放ちそうだ。反対にすべて同じような香りを使うとすると、香りが強すぎそうな気がする。 その2。 香りというのは、結構残るようにしてあると思う。職場で、いろいろな香りがあちこちからプンプンするのは、どんなものだろう。もちろん、女性の香りがいい・・・というヒトも少なくないだろう。でも、いろんなところから違う種類の香水の匂いがしたり、髪の毛からシャンプーの残り香が放たれたり、という空気の感じは、自分自身あまり好きではない。(いろいろな香料や香水の香りが充満するほうが、いろんな体臭がするよりはいいのだろうか? 突極の選択。でも香水の充満も結構キツイ。) その3。 これがスロー・ライフ的には一番ポイントだと思うが、香料にならされると香りや匂いに鈍感になってしまうような気がする。例えば、春の野菜の匂い。雨が降り出しそうなときの匂い。ジャスミンやスズランの香り。人工の香料に慣らされていると、それらの自然の香りについて気づかなかったり、感動が薄くなったりするのではないだろうか。また、いい匂いではないが、腐りかけた匂い、すいた匂い、臭い匂いが微妙な段階で判ること。これは健康や安全管理にもつながる。 まあ、それでも既に現代社会は、着実に自然の匂いというものが消えていっている時代なのだろうと思う。
by neco5959
| 2004-04-21 00:21
| Coffee Break
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