茶会(その2)
薄茶席と濃茶席がある。2つとも入ったが、私が気に入ったのは薄茶席。
テーマが「七夕」。 茶席で使われるものが、七夕にまつわるものになっている。 例えば、干菓子が、水と星をかたどったもの、とか。 (さすがに、客なので、茶室の写真を撮るわけにはいかなかった。) 一番、感動したのが、水入れのふたが「梶の葉」になっていたこと。葉蓋という。 無知な私は、梶が七夕にまつわるものということは全くしらなかった。 家に帰ってネットで調べると・・・ みてみて関西「裏千家の四季 夏七月」 一、 乞巧奠(きっこうでん)と葉蓋(はぶた) 自由な発想で“涼しさ演出”より ちなみに、このページに載っている水入れも、今日の茶会と同じものだった。 ---- 今日は五節句の一つ、七夕。牽牛(けんぎゅう)と織姫が天の川を越えて年に一度、再会する日とされている。 古くは陰暦七月七日の「乞巧奠(きっこうでん)」という祭事があり、女性の手芸が巧みになること、ひいては芸事が上達することを祈って行われた。中国から伝わって宮中の儀式となり、やがて民間に広まったという。 今でも旧家では乞巧奠の行事が営まれ、梶の葉に歌を書いて水に浮かべ、書の上達を願う。裏千家でも、七月になると茶室の対流軒に乞巧奠の床飾りがしつらえられる。習いごとの上達を願う飾りはなるほど、茶道の家に似つかわしい。 (中略) 葉蓋は見ての通り、フタの代わりに葉を乗せただけのもの。普通、陶器や木製の水指にはフタがあるが、その代わりに水を含ませた梶やイモの葉を乗せ、客の前まで持っていく。 亭主が道具を清める所作が続く間、水を含んだ涼しげな青葉がさわやかな雰囲気を作り出す。やがて亭主は葉蓋を取り、小さくたたんでおしまい。使い捨てである。席に着いた客に青々とした葉を見せ、しばしの涼感を味わってもらう。ただそれだけのことなのだ。 ---- 私も、このお手前やりたかったな。 手前が終わって、半東さんに、葉のことを聞いたら、部員が摘んできたという。 席数もあるし、形のよい葉を選ばなければならないし、大変だったろう。 しかしなんとも、風流なこと。この辺なら梶はどこに生えているだろう? 梶の木 さわやかなお茶会だった。 (写真はお茶券。濃茶のテーマは「奥の細道」という渋いものだった。濃茶の茶券は、網み笠。)
by neco5959
| 2004-06-27 18:24
| スローライフ
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